川畠成道・カーネギーホールリサイタル随行記

カーネギーホール随行記＆　小説“漁火の海”

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２００２年９月２２日カーネギーホールにあの神秘にみちた美しいヴァイオリンの音が響きわたった。

最後の１音を弾き終え、いつものようにナリミチの弓が弦をはなれ、大きく,たおやかな弧を描いて宙を切った・・・その瞬間、ホールは「ブラボー」の嵐に揺れ、人々のどよめきが渦を巻いた。

ニューヨーク・カーネギーホール・ツアー速報

ロサンゼルス・ティファニーの入り口で、

成道さんの人気のヒミツ・・・それはやっぱりお人柄。そして独特のオーラ！それに・・・・何気ないしぐさの何ともいえない可愛らしさ。そう、あの「与勇輝」のお人形みたいに。 川畠成道の会・カーネギーホール・ツアー！ 一体なにからお伝えすればいいのでしょう。 明日からせっせと更新し、みなさんにこの感激をお伝えしたいと思います。どうぞお楽しみに！ （２００２年９月２８日から記載） ホワイトハウスの前で

出　発！

出席者（１６人）
ティファニーでの撮影会（？！）を終え、みんなでウキウキしながらディナーのレストランへ。
とってもしあわせ気分。

コンサートも、もちろんですが、ナカダはこの場面をとても待ち望んでおりました。近くに座れた人が左右から成道さんのお魚を切って差し上げたり、（そのなんともほほえましい、幸福そうな表情。）
成道さんもすっかりくつろいで下さって、おいしそうに召し上がってる。
時々冗談をおっしゃったり、「これはなかなかおいしいぞ！」ってな表情で、お料理をパクついていらっしゃるところなんか、あの、演奏会場での、ピーンと張り詰めた、まさに「白皙の貴公子」・・・といった成道さんとはまた違った、あったかーい笑顔。青春真っ只中の、ごく普通の若者・・・といった感じで、実に人間的。こんな成道さんがみんな好きなんんです。ラッキーなことにナカダはナリミチさんと向かい合わせのお席でした。しあわせいっぱいで、ただ、もうじっと成道さんを見詰めてました。（そのワリにはお皿がシッカリ「からッポ」になってたてたのはナゼだ？？）

いざＷＡＳＨＩＮＧＴＯＮへ！！

ワシントンは思ってた通りの美しい街でした。ニューヨークから空路僅か１時間ちょっとしか離れていないのに、そこには古き佳き時代の名残がそこここに見えます。郊外のポトマック河畔の桜並木（もちろん今は枝葉のみですが）など、え？ここがアメリカ？っていいたいような、・・・そうヨーロッパの田舎町みたいっていうか、とにかく風情があるのです。以前、テキサスの田舎を旅したことがありますが、それとも違った、気品に満ちているというか・・・。「古都」とよばれるわけがよく解ったような気がしました。

「Clarice Smith Performing Arts Center」これがワシントンでの演奏会場でした。

会場がちょっと辺鄙な場所だったこともあり、それほど聴衆は多くありませんでしたが、シックなワシントンらしい雰囲気の中で、成道さんの透き通った音は人々を魅了し、初めてナリミチさんの演奏を聴いたという、現地の日本人の学生さんはあふれる感激を、その瞳いっぱいの涙で伝えていました。 

私たちもそうです。異国の地で聴く成道さんのヴァイオリン。遥かな旅路を思い、今ここに同じ空間で聴ける幸せ････その感激が、いやが上にも心を揺さぶります。終了後、ホワイエの片隅で目頭を押さえていらっしゃるKさんにつられ、思わず私も…手をとりあって二人でオンオン泣いてしまいました。

カーネギーホールは対照的に超満員。会場を揺るがした「ブラボー！」の嵐がいまなお耳許に残って離れません。色とりどりの花で飾られた舞台の上で、いつものキリッと引き締まった成道さんの姿がひときわ輝いて見えた瞬間でした。

今回のツアーはいろんなパーティも多く、「旅のしおり」の注意書きに「フォーマル・セミフォーマルで…」などと書いてあったため、カーネギーホールにはみんな目いっぱいおしゃれをして、あの活気あふれるニューヨークの街中をお昼間っからゾロリゾロリ…・のスタイルで歩きました。今も苦笑まじりに、懐かしく思い出しています。

 エンパイヤーステイトビルに昇ってきました！

会員の方を交えたいろんな思い出話は後を絶ちませんが、なんといっても圧巻は、夜の11時過ぎ、急にハナシが決まって４人で昇ったエンパイヤーステート・ビルのテッペン。

ほんとうはY子さん1人で行くところだったのに、添乗員さんがシンパイして、複数でなら…ってことでナカダにもお声がかかったのでした。

なんせ「高いトコ大好き？！」のナカダです。即OK！

その夜はもうれつに蒸し暑くて行列でエレベーターを待つ間もムンムンだったのですが、さすがにてっぺんはいい風があって、しかもその３６０度の夜景の美しさ！「宝石みたい」なんて言葉ではとてもとても。

誘ってくださったY子さん、ほんとうにありがとうございました。

（この夜の冒険のことはナリミチさんにもおおいに羨ましがられました。ご一緒にいけたらもっとよかったのになあ…）

 圧巻！　成道さんのジルバ

さて、どの瞬間もエキサイティングだったこのツアーもいよいよフィナーレ！
そうです。カーネギーホール・リサイタルを大成功裡に終え、成道さん自身も、そして「追っかけ！？}の私達ファン・１１人もホッと胸をなでおろしたそのあと、待っていたのがディナークルーズパーティ！！

実はこの夜、ナカダは小型のカセットデッキを持っていってました。
それというのも、ファンクラブのかたでインターネットをなさってるかたならどなたもご存知のあの、「じゃらさん」に、クルーズの実況中継を・・・と考え、さらに「あわよくば」成道さんに「じゃら姫へのメッセージ」を頂こう！と思いついて、添乗員のおニイサマと録音テープを買いにニューヨークの商店街（？！）を走りまわったのでありました。（ミスター天野、ほんとーに有難うございました。）

ですから、ナカダの手元にはあの夜、成道さんが踊ったときの「レア」の音楽テープが残っています。
曲は「フライミー・ツゥー・ザ・ムーン」
みんなの拍手も、女性歌手のエクステンションのきいた歌声も、そして「いいぞぉ！」ってなふうの指笛も（つまり、ヒュウヒュウ・・・・っていう例のアレ）全部の詰まった完全「ライブ版」です。
「ほしいなあ」っておっしゃってくださる方、いないかなあ・・・。


勿論「じゃら姫」へのメッセージもしっかりイタダキでした。

今考えるとすべてが夢のよう。成道さんのダンス姿のステキだったこと。

とても始めてなんて思えませんでした。ステップも軽やかで････リズムに乗ってらして。

やはり日ごろの音楽性が身にしみついていらっしゃるのだろうなあ。

次回またこういうツアーが組まれたら、ナカダは這ってでも行きたい！（スーツケースその他はどうするのじゃ？）それにしてもお友達っていいなあ。

「成道の会」の会員になってよかった！たくさんおともだちが出来てよかった！

「これからも成道の会・TOKYO」で頑張るゾ！…ナカダは改めてこう決心したのでありました

カーネギーホールリサイタル追っかけ記　ー完ー